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【ナーシングホーム選び方完全ガイド】後悔しないために。費用・サービス・見学で見るべき全ポイント

【ナーシングホーム選び方完全ガイド】後悔しないために。費用・サービス・見学で見るべき全ポイント

更新日: 2025年09月04日

「親に医療ケアが必要になったけど、安心して暮らせる場所はあるだろうか?」 「ナーシングホームって聞くけど、具体的にどんな施設で、どうやって選べばいいの?」

大切なご家族のための住まい探し、特に医療や手厚い介護が必要となるナーシングホーム選びは、多くの情報の中から最適な選択をしなければならず、本当に慎重になりますよね。

この記事は、そんなお悩みを持つあなたのために作られた「後悔しないための完全ガイド」です。ナーシングホームの基本から、気になる費用、そして見学時に絶対にチェックすべきプロの視点まで、必要な情報をすべて詰め込みました。

そもそもナーシングホームとは?

ナーシングホームとは、一言でいえば「看護師が24時間常駐し、手厚い医療ケアと介護を受けられる高齢者向けの施設」です。

日本では主に、民間企業が運営する「介護付有料老人ホーム」の中で、特に医療・看護体制を強化した施設が「ナーシングホーム」と呼ばれています。常に医療的なケアや見守りが必要な方にとって、まさに理想的な環境と言えるでしょう。

ナーシングホームを選ぶ3つの大きなメリット

  1. 24時間・365日の『もしも』に対応できる絶対的な安心感 看護師や介護士が24時間常駐しているため、夜間のたん吸引や急な体調変化にも迅速に対応できます。ご本人だけでなく、ご家族にとっても大きな安心材料です。
  2. 看護師常駐による手厚い医療・健康管理体制 日々の健康チェックや服薬管理はもちろん、インスリン注射、胃ろう、在宅酸素療法など、専門的な医療処置に対応できるのが最大の強みです。かかりつけ医との連携も密に行われます。
  3. 孤独を防ぎ、新たな生きがいを見つける社会的なつながり 同世代の入居者との交流や、施設が企画するレクリエーション活動を通じて、社会的なつながりを保ち、日々の生活に彩りをもたらします。

気になる費用は?内訳と目安を解説

ナーシングホームの費用は、主に「入居一時金」と「月額利用料」で構成されます。

費用の種類

内容

費用の目安

入居一時金

入居時に支払う家賃の前払い金のような費用。施設により0円〜数千万円と幅があります。

0円 〜 数百万円

月額利用料

①居住費(家賃)<br>②管理費(共用部の維持管理費など)<br>③食費<br>④介護サービス費(介護保険の自己負担分)<br>⑤その他(医療費、おむつ代、理美容代など)

15万円 〜 30万円以上

💡費用を抑えるポイント: 費用は施設や地域によって大きく異なります。複数の施設から見積もりを取り、サービス内容と費用のバランスをしっかり比較検討することが重要です。また、公的な費用助成制度が利用できる場合もあるため、ケアマネージャーや市区町村の窓口に相談してみましょう。

後悔しない!ナーシングホーム選び、4つの実践ステップ

最適な施設を見つけるための具体的なステップをご紹介します。

Step1:希望条件の整理と情報収集

まずは、ご本人とご家族で「どんなケアを最優先にしたいか」「予算はどのくらいか」「立地はどこが良いか」といった希望条件を整理します。 次に、インターネットや紹介センター、お住まいの地域、例えば山口県防府市であれば、市の高齢福祉課や地域包括支援センターなどで情報を集め、候補をリストアップします。

Step2:候補の絞り込みと見学予約

パンフレットやウェブサイトの情報をもとに、2〜3ヶ所の施設に候補を絞り込み、必ず見学の予約を入れましょう。

Step3:見学当日!最重要チェックリスト

見学は、施設の実態を知る絶好の機会です。パンフレットの美しさだけでなく、「生の情報」に注目しましょう。

【見学時の最重要チェックリスト】

  • ① 施設の雰囲気と清潔感
    • 施設全体は明るく、清潔に保たれているか?
    • 不快な臭いはしないか?
    • 入居者の方々はどのような表情で過ごしているか?(活気があるか、穏やかか)
  • ② スタッフの様子
    • スタッフは笑顔で挨拶をしてくれるか?
    • 入居者への言葉遣いや態度は丁寧で、尊厳を守っているか?
    • スタッフ同士の連携はスムーズか?忙しすぎて、余裕がなさそうに見えないか?
  • ③ 医療・介護の質
    • 看護師や介護士の人数は十分か?(日中・夜間の体制)
    • リハビリの様子や設備はどうか?
    • 食事は美味しそうか?(メニューや食事中の雰囲気)
  • ④ 質問への対応
    • こちらの質問に対して、誠実かつ具体的に答えてくれるか?
    • メリットだけでなく、デメリットやリスクについてもきちんと説明してくれるか?

Step4:契約内容の確認と最終決定

見学を経て候補が決まったら、契約内容を焦らずにしっかり確認します。特に、費用の詳細な内訳、追加料金が発生するケース、退去時の条件などは重要です. 不明点があれば、納得できるまで質問しましょう。

まとめ:最高の施設とは「本人と家族が心から安心できる場所」

ナーシングホーム選びは、ご本人とご家族のこれからの生活を左右する、非常に大きな決断です。

豪華な設備や新しい建物も魅力的ですが、最も大切なのは「もし自分の親なら、ここに預けたいと心から思えるか」という視点です。スタッフの温かい人柄、入居者の穏やかな表情、そして清潔で安全な環境。そういった、数字だけでは測れない「安心感」を基準に選ぶことが、後悔しないための何よりの秘訣です。

この記事を参考に、まずは情報収集と見学から、最適なナーシングホーム探しの第一歩を踏み出してみてください。

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編集者プロフィール
身元保証のけんさく編集部

身元保証のけんさく編集部

月間数十件の身元保証・高齢者支援相談で培った実務知識を持つ専門編集者。
法律・介護・費用相場まで横断的に精通し、読者の「もしも」への備えをわかりやすく発信します。

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