【熱中症対策】本当に効く飲み物は？シーン別OKドリンク・NGドリンク一覧

ジリジリと太陽が照りつける夏。「喉が渇いたから、とりあえず冷たい緑茶をゴクゴク…」そんな習慣、ありませんか？

実はその一杯が、気づかぬうちに熱中症のリスクを高めているかもしれません。

熱中症予防の基本は、正しい水分補給。しかし、「何を」「いつ」「どのように」飲むかによって、その効果は大きく変わります。この記事では、熱中症対策に本当に効果的な飲み物と、逆に避けるべき飲み物を、利用シーン別に分かりやすく一覧でご紹介します！

日中の活動では、こまめな水分補給を忘れないようにしましょう。

まずは基本！なぜ水分補給がそんなに大切なの？

私たちの体の約60%は水分です。汗をかくことで水分とミネラル（電解質）が失われると、体温調節がうまくできなくなり、めまい、頭痛、吐き気といった熱中症の症状を引き起こします。症状が出てからでは遅いため、予防的な水分補給が何よりも重要です。

【シーン別】熱中症対策OK・NG飲み物リスト

あなたの今の状況に最適な飲み物はどれ？早速チェックしてみましょう。

👍 シーン①：日常生活でのこまめな水分補給に

室内で過ごす時や、ちょっとした外出など、大量に汗をかかない場面での基本の水分補給です。

👍👍 シーン②：運動や屋外作業で大量に汗をかいた時に

長時間の屋外活動やスポーツ、炎天下での作業など、汗で多くの水分と塩分（電解質）を失った時は、水だけでは不十分です。

知らないと損！熱中症を防ぐ「賢い飲み方」3つのルール

何を飲むかと同じくらい大切なのが、「どう飲むか」です。

ルール①：喉が渇く「前」に飲む

「喉が渇いた」と感じた時には、すでに体は水分不足の状態です。そうなる前に、時間を決めて意識的に飲む習慣をつけましょう。

ルール②：「少量」を「こまめに」飲む

一度にがぶ飲みしても、体は効率よく吸収できません。コップ1杯（150〜200ml）程度を、1〜2時間おきに飲むのが理想的です。

ルール③：「水」と「塩分」はセットで考える

大量に汗をかいた後に水だけを大量に飲むと、体内の塩分濃度が薄まり、かえって体調不良（水中毒）を引き起こすことがあります。汗をかいたら、スポーツドリンクを飲むか、水と一緒に塩飴や梅干しを摂るなど、塩分補給も忘れないようにしましょう。

【豆知識】こんな飲み物もシーンによっては活躍

• フルーツインフューズドウォーター: 水にレモンやベリー類を入れたもの。ビタミンも摂れ、見た目もおしゃれで気分転換に。
• ジンジャーティー: クーラーで冷えた体を内側から温めたい時に。ただし、発汗を促すのでその後の水分補給も忘れずに。

まとめ：正しい水分補給で、厳しい夏を元気に乗り切ろう！

熱中症予防の鍵は、ご自身の状況に合わせて適切な飲み物を選び、正しい方法で飲むことにあります。

• 普段の生活では「水」か「麦茶」をこまめに。
• たくさん汗をかいたら「スポーツドリンク」や「経口補水液」で塩分も補給。
• 緑茶やコーヒー、アルコールは水分補給にならないと心得る。

今年の夏は、賢い水分補給をマスターして、元気に楽しく乗り切りましょう！