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訪問リハビリの費用はいくら?介護保険を使った自己負担額と助成制度を徹底解説
更新日: 2025年08月28日
「退院後も自宅でリハビリを続けたい」 「足腰が弱ってきて、病院に通うのが大変…」
そんな時、自宅に専門家が来てくれる**「訪問リハビリ」**は非常に心強いサービスです。しかし、多くの方が「費用は一体いくらかかるの?」「保険は使えるの?」といった金銭的な不安をお持ちではないでしょうか。
この記事では、訪問リハビリの費用や料金体系、そして介護保険や助成制度を使って負担を軽くする方法について、どこよりも分かりやすく解説します。
結論:訪問リハビリは介護保険で自己負担1〜3割に!料金目安をチェック
詳しい説明の前に、一番気になる「介護保険を使った場合の自己負担額」の目安を見てみましょう。
サービス提供時間 | 保険適用前の料金(目安) | 自己負担1割の場合 | 自己負担2割の場合 | 自己負担3割の場合 |
1回20分 | 約3,000円 | 約300円 | 約600円 | 約900円 |
1回40分 | 約5,000円 | 約500円 | 約1,000円 | 約1,500円 |
1回60分 | 約7,000円 | 約700円 | 約1,400円 | 約2,100円 |
※上記はあくまで一般的な目安です。事業所や地域、サービス内容によって料金は異なります。
このように、介護保険を適用することで、費用の大部分がカバーされ、少ない負担で専門的なリハビリを受けることが可能になります。
そもそも訪問リハビリとは?自宅で専門家のケアを受けられるサービス
訪問リハビリとは、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といったリハビリの専門スタッフが利用者の自宅を訪問し、一人ひとりの状態に合わせたリハビリテーションを行うサービスです。
自宅で受ける3つのメリット
- 通院の負担がない: 病院や施設に通う必要がないため、移動が困難な方でも無理なく続けられます。
- リラックスできる環境: 住み慣れた自宅でリハビリを行うため、精神的なストレスが少なく、効果も出やすいと言われています。
- 実際の生活に即した訓練: 玄関の段差の上り下りや、トイレでの立ち座りなど、日常生活の具体的な場面に合わせた実践的なリハビリが可能です。
【重要】介護保険で自己負担額はこう変わる
訪問リハビリの費用負担を軽くするために最も重要なのが「介護保険」の活用です。
介護保険を使うための第一歩「要介護認定」
介護保険を利用するためには、お住まいの市区町村の窓口で申請し、**「要介護(または要支援)認定」**を受ける必要があります。この認定を受けることで、訪問リハビリを含む様々な介護サービスが原則1〜3割の自己負担で利用できるようになります。
自己負担は原則1割!所得に応じた負担割合
介護保険を利用した場合の自己負担割合は、前年の所得に応じて1割・2割・3割のいずれかに決まります。多くの方は1割負担ですが、一定以上の所得がある場合は2割または3割となります。ご自身の負担割合は「介護保険負担割合証」で確認できます。
さらに費用を抑える!知っておきたい助成制度
介護保険の他にも、費用負担を軽減できる制度があります。
- 市区町村の助成制度: 自治体によっては、高齢者や障害を持つ方向けに、介護サービス費用の自己負担分をさらに助成する独自の制度を設けている場合があります。
- 福祉団体のサポート: 社会福祉協議会や民間の福祉団体が、費用の一部を補助するプログラムを提供していることもあります。
これらの制度は、自治体や団体によって内容が大きく異なります。まずは、お住まいの市区町村の高齢者福祉課や地域包括支援センター、担当のケアマネージャーに「利用できる助成制度はありませんか?」と尋ねてみましょう。
訪問リハビリ利用開始までの簡単3ステップ
「利用したいけど、手続きが難しそう…」と心配な方もご安心ください。一般的な流れは以下の3ステップです。
ステップ1: 相談・申し込み
まずは担当のケアマネージャーに「訪問リハビリを利用したい」と相談します。ケアマネージャーが、あなたの希望や身体状況に合ったサービス事業所を探してくれます。
ステップ2: 初回訪問・リハビリ計画の作成
利用する事業所が決まったら、リハビリスタッフが自宅を訪問し、身体の状態や生活環境を詳しく確認します。その評価を元に、あなただけの個別のリハビリプログラム(計画書)を作成します。
ステップ3: 定期的なリハビリの開始
作成されたプログラムに基づき、定期的な訪問リハビリがスタートします。週に1〜2回など、計画に沿った頻度でスタッフが訪問し、リハビリを行います。
まとめ:費用を理解し、賢く訪問リハビリを活用しよう
訪問リハビリは、住み慣れた自宅で専門的なケアを受けられる、生活の質を高めるための重要なサービスです。
- 費用が心配な方は、まず「介護保険」の利用を検討しましょう。
- 自己負担は原則1割〜3割で、月々の負担を大きく軽減できます。
- お住まいの自治体独自の助成制度も忘れずにチェックしましょう。
費用について不安な点や分からないことがあれば、一人で悩まず、まずは担当のケアマネージャーや地域包括支援センターに相談することが、最適なプランを見つけるための第一歩です。この記事を参考に、ぜひ訪問リハビリの利用を前向きに検討してみてください。

編集者プロフィール

身元保証のけんさく編集部
月間数十件の身元保証・高齢者支援相談で培った実務知識を持つ専門編集者。
法律・介護・費用相場まで横断的に精通し、読者の「もしも」への備えをわかりやすく発信します。
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