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デイサービスとデイケア、何が違うの?あなたに合うのはどっち?【簡単比較表つき】

デイサービスとデイケア、何が違うの?あなたに合うのはどっち?【簡単比較表つき】

更新日: 2025年08月28日

デイサービスとデイケア、何が違うの?あなたに合うのはどっち?【簡単比較表つき】

高齢化社会が進む中、「親の介護サービスを探している」「自分に合った日中の居場所が欲しい」と考えたとき、多くの人が「デイサービス」と「デイケア」という言葉を耳にします。

名前は似ていますが、実はこの2つ、目的も内容も大きく異なります。間違った選択をして後悔しないために、それぞれの違いをしっかり理解することが大切です。

この記事では、デイサービスとデイケアの違いを分かりやすく解説し、あなたやご家族にぴったりのサービスを見つけるお手伝いをします。

まずは結論!デイサービスとデイケアの違いが一目でわかる比較表

詳しい説明の前に、まずは両者の違いを比較表で見てみましょう。

項目

デイサービス(通所介護)

デイケア(通所リハビリテーション)

主な目的

交流、居場所づくり、心身機能の維持、介護予防、家族の負担軽減

医療的ケア専門的なリハビリによる身体機能の回復・維持

主な内容

レクリエーション、食事・入浴の提供、機能訓練

専門職によるリハビリ、医師・看護師による健康管理

場所

地域の介護施設、事業所

病院、診療所、介護老人保健施設など医療機関に併設

専門スタッフ

介護職員、生活相談員、看護職員、機能訓練指導員など

医師理学療法士作業療法士、看護職員など

こんな人に

・日中、楽しく過ごしたい<br>・他の人と交流したい<br>・運動習慣をつけたい<br>・家族に自分の時間を持ってほしい

・退院後、リハビリを続けたい<br>・身体の機能を回復させたい<br>・医師の管理下で過ごしたい

【交流・介護予防が目的】デイサービス(通所介護)とは?

デイサービスは、高齢者の方が日中に施設へ通い、食事や入浴、レクリエーションなどを通じて、心身機能の維持や社会的な孤立感の解消を目指すサービスです。多くの場合、自宅と施設間の送迎サービスが付いています。

主なサービス内容

  • レクリエーション活動: 体操や手芸、音楽、ゲームなど、楽しみながら心と体を動かすプログラムが豊富です。利用者同士の交流を促し、孤独感を和らげます。
  • 食事提供: 栄養バランスの取れた温かい食事が提供されます。アレルギーや持病に合わせた個別対応も可能です。
  • 入浴支援: 自宅での入浴が難しい方でも、安全な環境でスタッフの介助を受けながら入浴できます。身体を清潔に保つだけでなく、リラックス効果も期待できます。

💡デイサービスはこんな人におすすめ!

  • 日中に安心して過ごせる居場所が欲しい
  • 他の人と話したり、趣味を楽しんだりしたい
  • 体を動かす機会を増やして、健康を維持したい
  • 家族の介護負担を少しでも軽くしたい

【リハビリ・医療ケアが目的】デイケア(通所リハビリテーション)とは?

デイケアは、病院や介護老人保健施設などに併設されていることが多く、医師の指示のもとで専門的なリハビリテーションを受けることを主な目的としたサービスです。こちらも送迎サービスがあります。

主なサービス内容

  • 専門的なリハビリ: 理学療法士(PT)や作業療法士(OT)といった専門スタッフが、一人ひとりの身体状況に合わせた個別リハビリプログラムを作成し、機能回復をサポートします。
  • 医療管理: 常駐する医師や看護師が、日々の健康状態をチェックします。血圧測定や服薬管理、医療的な処置など、安心してリハビリに取り組める体制が整っています。
  • 心理的サポート: 必要に応じてカウンセリングなども行い、心身両面から利用者を支えます。

💡デイケアはこんな人におすすめ!

  • 脳梗塞の後遺症や骨折などで、退院後もリハビリを集中的に続けたい
  • 病気やケガで衰えた身体機能を取り戻し、自立した生活を目指したい
  • 持病があり、医師や看護師がいる環境で安心して過ごしたい

料金はどのくらい違う?併用はできる?

料金は介護保険の自己負担割合や利用時間、サービス内容によって異なりますが、一般的な傾向を知っておきましょう。

デイサービスとデイケアの料金目安

どちらも介護保険が適用されますが、専門的な医療ケアやリハビリが含まれるデイケアの方が、料金は若干高くなる傾向があります。

  • デイサービス: 1回あたり数百円〜数千円程度が目安。
  • デイケア: 医療サービスが加わるため、デイサービスよりやや高めの設定。

正確な料金は施設によって異なるため、利用を検討する際は必ず各施設に直接問い合わせましょう。

賢い使い方!デイサービスとデイケアの併用

実は、この2つのサービスは併用することも可能です。(※ケアプランによります) 例えば、

  • 週2回はデイケアで集中的にリハビリ
  • 週1回はデイサービスで友人との交流や趣味を楽しむ

このように組み合わせることで、身体機能の回復と社会参加の両方を実現し、より充実した毎日を送ることができます。

まとめ:自分に合ったサービスを見つけて、いきいきとした毎日を

デイサービスとデイケアは、それぞれ素晴らしい特徴を持つサービスです。

  • 人との交流や楽しみ、介護予防を重視するなら → 「デイサービス」
  • 身体機能の回復や医療的な安心感を求めるなら → 「デイケア」

どちらが合っているか、また併用した方が良いかなど、選択に迷った際は、担当のケアマネージャーや地域包括支援センターの専門家に相談するのが一番の近道です。

この記事を参考に、あなたやご家族にぴったりのサービスを見つけ、いきいきとした毎日を送るための一歩を踏み出してください。

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編集者プロフィール
身元保証のけんさく編集部

身元保証のけんさく編集部

月間数十件の身元保証・高齢者支援相談で培った実務知識を持つ専門編集者。
法律・介護・費用相場まで横断的に精通し、読者の「もしも」への備えをわかりやすく発信します。

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